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税金と関税をかけたときの総余剰の変化!死荷重の場所も要チェック!

総余剰を求めるときに税金や関税があった場合という条件が付いていることがあります。

しかし仕組みさえ分かれば難しくありません!

消費者余剰と生産者余剰の説明はこちらからどうぞ。

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税金があるときの余剰の変化

総余剰は均衡点で一番大きくなるという話をしました。

では税や関税は余剰にどういう影響を与えるのでしょうか?

 

消費者余剰+生産者余剰が総余剰でしたね。

 

 

ネコグミは200円で販売されていました。しかし税金が売り手に40円課せられてしまいました。このとき死荷重はどこになりますか?

 

ネコ先輩
40の右の三角形にゃ?

 

正解です!

 

売り手は費用を回収する必要があります。

売り手は税金を払うため「売った額ー税金」が売り手が受け取る金額になります。

 

220円より安く販売してしまうと税金を差し引いたとき費用が回収できなくなってしまいます。

そのため売り手は220円以下での販売をしなくなります。

 

よって供給曲線は上方にシフトします。

「売った額ー税金=0」になるまで移動すると以下のようになります。

 

 

さてこのとき

 

消費者余剰→220より上の三角形

生産者余剰→180より下の三角形

税収→180と220の間の四角形

死荷重→オレンジの三角形

 

となります。

 

生産者余剰が180より下の三角形になるのは、

受取額ー費用ー税金という式が成り立つためです。

 

 

税金が引かれるとオレンジ色の三角形分だけ死荷重がでることが分かりましたね!

この問題のパターンとして

 

  1. 需要と供給の式が与えられる
  2. 税金の条件がつく
  3. 図で表してどれくらい死荷重がでたか計算する

 

が挙げられます。

意味さえ覚えれば計算は簡単ですよ!

 

輸出輸入をしたときの余剰

貿易をすると世界価格に国内価格が近づいていきます。

これを輸出した場合と輸入した場合にわけてみましょう!

 

輸出した場合

輸出すると今までの国内の価格がだんだん世界の価格にまで近づいていきます。

すると売り手はより高く売ることができ、オレンジの分だけ輸出します。

しかし消費者は価格が高くなったことで消費者余剰が落ち込みます。

 

輸入した場合

輸入すると国内の価格がだんだん世界の価格にまで下がります。

すると買い手はより安く買うことができるようになるため、消費者余剰が大きく増加します。

しかし生産者は価格が安くなったことで生産者余剰が落ち込みます。

 

 

これが輸入と輸出による効果の違いです。

 

関税をかけたときの輸入

関税ってなに?

輸入した財に税金をかけること

輸入をたくさんして価格を下げていくと今まで自国内でその財を作っていた人たちは困ってしまいます。

そこで関税をかけて輸入量を調整し、価格を上げることにします。

 

これで自国内の生産者は輸入前の価格に近い価格で販売できます。

また税収が政府に入ってくることも嬉しいですね。

消費者余剰は少し落ち込みます。

 

関税があるときは死荷重が生まれてしまいます。

しかし死荷重があるといっても、関税をかけないと自国内の産業が廃れてしまうため仕方ないのです。

 

どうして三角形の部分は税収にならずに死荷重なの?

という疑問を持つ人がいます。

解説すると

 

関税をかけて自国内の財が増加し、輸入量を絞りました。

そのため関税をかけたときの実際の輸入量は図示した範囲になります。

 

つまり税収はその範囲の間からしかとれないということです。

そのため死荷重として算出します。

 

これで関税の説明は終了です。

 

まとめ

関税をかけた場合と課税した場合の総余剰について理解できましたか?

ミクロ経済学の試験にも出やすい範囲なので勉強しておきましょう!

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